最近、整体を習っていて。もともと、手わざ勝負、という種類のものではないのですけれど、最初の段階の今のところ、基本的な考え方と、どういう心構えで、人を、それは、自分、他人、かかわらずなんですけど、接するか、というあたりを、考えさせられる授業が続いている。
人のからだのありようとして、上虚下実、という考え方が東洋にはあるのですけど、どんなことか、というと、一説には、鳩尾のあたりは力が抜けやわらかく、丹田は力が集まって張っている、という状態だそう。
実際に、人や自分の鳩尾、丹田を触って、確かめていくのですけど、鳩尾。これはわかる。場所がはっきりしているし。深呼吸や、ねじる動作を続けると、かわるのです。人を触っては、それが張っているのか、やわらかいのか、まだわからないのだけれど、ひとりひとり違うのはわかる。
が、丹田。これが、よくわらない。このへん、といわれて、「おなかですねえ」と、なんともしようがない感想しかなく。私は、よく、丹田に実がない、といわれるのだけれど、そのせいもあるのかもしれないです。
習ったところによると、女の人の丹田は、ずばり、子宮がある場所で、丹田に力をいれる、のを経験するひとつの方法には、膣を、きゅ、と締めるのです。その際には、尻の筋肉も連動させずに、膣だけを締める。これはわかりやすい。そして、膣を締めると、姿勢がゆがみにくい。体に芯がさしこまれて、自然とまっすぐになる。そして、締めたとたん、すうーと息をすいたくなる。
丹田感覚を会得する、というのと、おもしろいのとで、膣を、きゅ、と締めるのがはやっているのです。
そんで今東京。東京、というところは電車にのることがとても多い。せっかく流行っているので、車中にいる時には、きゅ、と膣をしめる、ということをやってみているのです。どうせなら、と、つり革につかまらず、電車の進行方向に仁王立っている。たいてい皆進行方向と直角にたっているので、ちょっと浮いているのですけど、端っこのほうで。電車で、つり革につかまらずにたっているのは、なかなかにむつかしい。すぐに倒れそうになる。そんな立ち方をして、それみたことか、と、人に思われたくないためだけに、ものすごい集中力で立っている。やらなくてもいいことに一生懸命になるのも、最近の流行らしいです。
ぐいーと、大きく揺らぐときがあって、そういうときには、そのぐいーに合わせて、ぐぐーといっそう力を入れる。だんだんとサーファー気取りで、今の乗りはよかった、電車と自分、一体感を味わった、などと、独りよがりも本格的になり、やべえ! きたきたきたー! ビッグウェェーーーブ!やっべ!やっべ!今のすごくね?
と、必死になっているのがばからしいぐらい、都会の人実はサーファーぞろい。おばちゃん、サラリーマン、歩きにくそうな靴を履いた婦女子、特に何かにつかまらずに、携帯で落ちゲーをしながら、世間話をしながら、不機嫌そうな顔をしながら、横揺れにゆれる電車に対して、柔軟な動きでやりすごす猛者がけっこういる。その体の角度ー!えええー!
っていう現実を、なんだかくやしく思い、都会のもやしっこどもにおとるのかよ?私の足腰は?と都会をなめきった発想をばねにし、丹田がなってないとかいわせない、ワイヤーアクション的電車ライドを開発したいです。