2008年6月30日

■告知■7/13トークイベントにパネリストの一人としてでるらしい

お話をもらったとき、他に出る方と、私の身分があまりに違うので、「いいんすか、ほんといいんすか旦那、あっしのような日陰ものがこんなお天道さんのあたる場所にでちまって・・・」と半分コスプレのようなはみ出しモノ気分で念をおしましたが、出てもいいそうです。

今までも、何度かしゃべる仕事をいただいたりしたのですが、それは、セクシャルヘルスという、当事者がおらなはじまらんやろ、という場所だったのです。今回は、そういった保健系統とは違う場所ですが、やー、こういう場所で話してこそ、と、やっぱり思うので、この話ほんとうありがたい。誘っていただけて感謝。

詳しい打ち合わせはこれからなので、どんな風な役割をするのかもまだよくわかってないですが、なんかやる気です。うはーい。

以下は、今回コーディネートされる築港ARCさんからのお知らせメールです。
私は「田中課長」ではあんまりなので、「タミヤリョウコ」名で出ます。田中の浮きっぷりが楽しめるのは必須です。ぜひ、おこしくださいー。

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■告知■とかでお茶をにごしてる、7/31にエイズ予防財団の研修でちょこっと話する

去年に引き続き、エイズ予防財団エイズ予防・ケア研修呼んでいただいた。ワーカー当事者として話する予定。医療系現場の方とお話できるめったにない機会なのでありがてーっす。医療関係者の方はぜひ!・・・って、誰もこなさそうな告知をしてるあたり、もう相当やべっす。なぜ6月は30日までなのかしらね。

秘宝館は遠くになりけり~笹谷遼平さん208 SHOWCASE 報告

6月21日に行われたショーケースのレポ。まずは、販売されているDVDのショートバージョンを見るところからはじまりました。事前に見せてもらってた時からいいなあ、と思っていたオープニングの女性ボーカルの曲が、しりあいのバンドに作ってもらったオリジナル曲だ、と聞いて改めてよく作ってあるなーと。

いろんなネタが続々と。あまりにも笹谷さんのプライバシーにかかわるので書けませんが、笹谷さんのヰタ・セクスアリスが。その面白くもあり切なくもある青春模様に、観客の方々は終始笑顔。基本的におもしろがりの私ですが、進行役という立場からは、貴重な話が出てきてありがたい反面、「いいんすか!そこまでいっちゃってもいいんすか!」とハラハラしました。でも、もちろんとめませんでした。笹谷さんは、ネガティブ世界観を持ちながら、しかし、腹のソコは熱く、かつ、ものすごい行動力だなあと。あと、縁に恵まれつつ、恵まれた縁は逃がさない粘り強さをもった方であるなあ、と改めて思いました。しかし、歳が離れていることもあり、すげえよ、若者、がんばれよ!みたいな姿勢についなってました。後で、観客の方から、途中から田中さん「おかん」みたいになってましたよ、といわれるほどに。ええー。おかん・・・。でも確かに・・・。がんばってるからみかん持ってき!煎餅つまんでき!みたいな心情になってました。

秘宝館DVDを作るきっかけ、製作秘話、そして笹谷さんのエロに対する姿勢、これからの展望などが語られたぎっちり濃いトークでした。

質疑応答、さらに、笹谷さんは、最後に秘宝館グッズがあたるクイズも用意してきており、場はクライマックスに。プレゼント4点は、本当にもらいたくなくて、わざと答えをはずそうとしていた女性4人にあたり、運命の神様のセクハラのようでした。

元祖秘宝館がもうないっていうのが、改めてショックでした。いっておきたかったなあ。ダントツにすごそうだしなあ。

そんな感じで、たいへん楽しいショーケースになりました。笹谷さん、ありがとうございました!

カムアウト日和

 野口整体系の整体をならったりしているのですけれど。その整体は、元祖野口より、かなり女性のからだにフィーチャーした整体で、ゆっていることがあまり違和感なく、するりと入るおもしろい整体です。

 が。

 習い始めて半年、一緒に習っている方々、先生とも距離が近づいたりしていく中、田中さんは何をやっているの?」と聞かれるような機会が増え、そのたびに、うつろな笑いを浮かべ、「ふは。えあ。ライター・・・とか?」と、苦し紛れに答え、そしたら当然、「何の?」ときかれるので「ふほ。へ。あ。いろいろ。そう!いろいろ?」と、さらにおかしな展開になり、望んでもいない壁が周囲の方々との間につくられていくデイズ。

 苦しい。嬢であることはもちろんいえず、さらに、私が今とりくんでいるほとんどのことが、風俗で働いてきた経験を二次利用しているようなたぐいのものがほとんどで、すべていえない。

 ボディワークへの興味も、この仕事が大きく関係しているし、そもそも、直接的な契機は、ぜんぜん客がつかない個室待機中に、じりきせいたいを毎日やったりして、カラダが変化していく、という経験をしたからなのでした。売れないってことも、たまに役に立つよね!

 が、思い切って、講座がいったん区切りをむかえ、先生に感想のレポートを出す機会があったので、そこで告白してみたのでした。先生の人柄から、受け入れられるだろうな、とおもっていたけれど、やっぱり、どういう反応が返ってくるのかすごい心配。つか、こういうときに、いつも、「カムアウトしようとしている状況」そのものが変だなあ、と思うのだけれど、自分がものすごいプレッシャーを感じるのもまた事実。

 誰かが風俗嬢であることを、なんでもないこととして受け入れられる場所と、まったく大変なことになる場所、というのがある。しかし、その場所の区別とかはなんとなくつくものの、どうしてそういうことになっているのかは謎なのです。地続きであるはずなのに、なんだかわかれているように感じるのもそれはおかしな感覚で。

 そうして、その手紙を出してから、はじめて先生とあう機会があって、やっぱり、というか、あっさり、そうだったのー、と感想をいただいたのでした。ほっとした。

 今まで自分がかかわってきたり、つくったりしたもの(モラルドーナツのカレンダー、フィッシュブック、ビッグプレジャーナイトマガジンなど)も先生に送っておいたのだけれど、出来をほめられた。直前までの緊張も手伝って、ものすごいうれしかったのでした。

 そこにいあわせた一緒に整体ならっている女子友が、「え!○○ちゃんモラルドーナツなん!」と驚かれ、彼女はAPP(エイズポスタープロジェクト)にちょこっとかかわったことがある人だった。今度は私が「え!○○ちゃん、そうなん!」と驚く。共通の知人も何人もいた。京都せまい。

 後日、その人と、もりおさんと、私で三人で飲んだりして、ぶっちゃけたトークをごく普通に。なんだー。なんだなんだー。

 これからも、整体にかかわっていきたかったので、本当にラクに。かくしているときは、自分が風俗嬢である、ということを、かえって意識してしまっていたけど、もう、そんな風な感じからも解放されそうです。こういうこともある。ものすごい普通なことだけれど、やっぱり貴重なのでした。

私のともだちのワークショップもよいワークショップ

都内の某男女参画センターで行われたワークショップは連続シリーズで、前日は、もと同居人のぐっさんがワークショップを開いていたのです。彼女は9ヶ月の赤子とともに上京。

彼女はホンマモンの鍼灸師で、「試してみる東洋医学/ツボの養生」と題して、プロの知識に基づいた、めちゃ使える実践系ワークショップでした。

そのとき配られた資料が、すげーいーなーと思ったので載せてみる。事後承諾。

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ちなみに、彼女は、ビッグプレジャーナイトマガジンの表紙のモデルにもなってもらったことがある。風俗嬢でもないうえに、妊婦中だったという。そしてギャラは、ピザ一枚。足をむけては寝られない。そして、私はこの撮影時にカメラを持つと人はエロくなる、ということを実感しました。

久々に会って、それぞれ年数を重ね、いろいろできるようになってるよなー、なんつっても、最大に代わったのは、赤子が生まれて、人が増えてるってのがすごいよなー、と3人でうなづきあった。3人が5人だよ。いやー増えてる。

そうだ、わたしとぐっさんを呼んでくれたミズシマさん、壁シンブン部というサイトを始めていて、やたらと内容が充実しています。部屋が片付けられず、女子小学生魂が人生を支配している三人が運営されております。フェミがかりつつ、おもしろを追求しているサイトはなかなかないので、レアな存在として、継続してくださいね!

笹問題

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ウチをしばらくあけて戻ってきたら、笹が。ウチの庭には、情緒ゆたかに笹などが生い茂っておったのですが、生い茂りすぎに。それにしても笹すごい。そう目だってなかったですよ、2週間前は。それが、かえってみたら小ぶりの電柱をこさんとする勢い。

それとともに、ぐっと荒れ家度が急上昇。笹育つのはえーよ。がんばりすぎだよ。生命力どんだけ旺盛かよ、と。笹のみならず、他の雑草もこの梅雨でウハウハなのか、それぞれが最大限に幅をきかせ、ウチをあばら家チックに見せるために大活躍です。それだけなら、まあしゃーない、手入れせんとな、とかなのですが、真の問題は、ご近所です。ウチがあばらやチックになると、ご近所のマークがきつくなるのです。留守番のもりおさんによると、ご近所さんがたずねてきて、笹をきってくれと。切らないと、困る、という。うひゃああ。

つって、まだ切ってない。近所の人を怖がる割には、行動が遅いです。もうすぐ七夕ですし、売れないだろうか。いや、よくみると、笹もなかなかよい。新鮮なイキがよい笹。短冊つり放題。願い事もこれでバッチリ。パンダも大好物。セルフで一本100円。いかっすか。

2008年6月29日

私のワークショップはよいワークショップ

東京で、ワークショップをしてきましたよ。
今回やったのは、2年位前に考えて、今まで数回開いたことのあるやつ。リクエストいただいたので。(ミズシマさん呼んでくれてありがとう)

久しぶりにやってみて、我ながら、いいプログラムをつくったなーと思いました。(なんでワークショップ作るにいたったかの経緯はコチラ。)

「ココロとカラダをいつもと違う回路でつないでみる」、とか、そんな風なうさんくさげなテーマなんだけど、このワークショップには、私がボディワークをやっていって、もしくは、風俗ではたらいて、または、普通に生きている中で感じた、「他者とコミュニケーションをどうとればいい?他者に関係するとは?」の課題が前面に出ているのです。そうそう、このワークショップは、一応、「練習」にもなっているんだけど、「コミュニケーションの問題」を、私がどういう風にとらえているかが、わかる仕組みになっているのです。「こういうことだと思うんだけど、どうでしょう?」みたいな。他にもコミュニケーションのワークというのは多々あると思うのだけれど、私は自分の作ったこのワークが一番しっくりくる。何せ、自分の問題設定がそのままだから! あと、答えとかを無理やり導き出してないゆるさがともて気に入っています。

考えていることを、ことばで説明するのも面白いけれど、ワークショップのようなものであらわすのもすんごい新鮮です。そして、参加者の方々は、ことばでも感想をかえしてくれるのだけれど、それとともに、絶対的に、「その場」というもので答えが返ってくるので、それがものすごくおもしろいことです。そのかえってくるものは、必ずしも、このワークに対する肯定的なものではなかったりするけど、そのこと自体が、やはり自分には大事な答えのひとつであります。あと、ワークショップでいいところは、当日、私はちょこっと進行役をつとめるだけで、あとは、自動的に、皆さんがまさに場をつくっていってくれるので、それもなんだかすごいんです。

が、ワークショップの場所では、一応進行役なので、ちゃんとしてますよ的な態度でいるのですが、そのために、参加者の方は、私がすんごいボディーワークとかできちゃったりする「先生」みたいに思うので、「いや!違うんです!むしろできないからこのプログラムを思いついたんですよ!あなたよりぜんぜんできません!むしろ教えてください!」とかいいたい衝動に駆られたりしました。
やーほんとに私がワークショップやってるのなんて、駄目駄目だからなのに。他の、ボディワークをやってる人に、こんな先生面をしているのとか、マジ見せられないです。

が、ちょっと味をしめたのと、やっぱ必要、私にとってワークショップは。と思ったので、またどこかでやりたいものですわー。

6月の出会いとおすすめブログ

 なんだか、ブログ15エントリー縛りのおかげで、月末がその月を振り返る、みたいなことになっています。

 ひとつ前のエントリーで何度目かの告白をしたように、私はやはり文章フェチなのですが、今月縁会った方々のブログが、どれもオススメしたくなるようなものだったので、オススメしますよ。

■神様の腕まくらhttp://goodnightxxx.jugem.jp/
こちらのエントリーに書きましたが、同業のステキ女子と東京で会ったのですよ。彼女は文章もすっごいよく。かなりうまい人です。うまい、といってしまうと、いかにも味気ないけど、気持ちがとてもこもったうまさ、というか。彼女自身も、とても鋭いことばを持っている人なんやけど、文章に、深い感情をあらわせるのは、それはまた才であって。女のコらしさ全開でありながら、芯ががちーっとあって、読み応えがあります。

■ささたにの巡礼日記http://sasatani.exblog.jp/
先日、208のショーケース「『昭和聖地巡礼』秘宝館、その知られざる胎内へ」で発表していただいた笹谷遼平さんのブログ。笹谷さんは、作品も面白いですが、彼自身もそうとうおもしろい方だと思います。文章もうまい。凝り性なところがでている。あと、秘宝館取材ドキュメンタリー日記も不定期で更新されているのですが、秘宝館DVDとあわせて読むとまた感慨深いです。

■まきずし大作戦http://blog.goo.ne.jp/dondonmakikome
先日、笹谷さんのショーケースの前日で、デリヘル美さん、岩淵さんと三人で穴場で飲んでて、ヘル美さんが、ラブホテル研究の本がすごいおもしろかった、話してて、え!その本の人、208にお客さんにきたことある人ちゃう、そんで明日も予約されとったよー、という話で、え!すげえ!ととってもタイムリーにメンバーの期待が高まっていたところ、金益見さんはやってこられたのであります。その時のブログの記述によると、変装してきた、というお話でしたが、ぜんぜんバレバレでした。金さんは、タミヤリョウコショーケースの回に来ていただいていて、お話してたので、覚えておったのですよ。ショーケースにもお呼びしたい、とお誘いしております。そして、金さんのボルグ、まきずし大作戦、は、かなり挑戦的かつおもしろ試みです。弟子になりたい。

面白い、うまい、などと、どうしょうもない貧弱な単語でほめたたえていて、ぜんぜん説得力がありませんが、いいんですよ、ホントに!マジで! テイストはちがうものの、いいな~と思うのは、積み重ねている思い、考えが、ブログからにじみ出ているのです。それが読ませる、ということなんじゃないかと。

テキストサイト偏愛

 このあいだのブロガーミーティングは、それぞれが運営しているブログの最近、を報告しあったのですけれど、それぞれの皆さんが割りと地に足着いている話をする中、私は、自分の今のブロゲが特に言及したくもない感じなので、それをきっかけとして、私にとってのテキストサイト、というお題でつい、熱く語ってしまったので、ああ、そんなにもいいたいことがあったのだ、と思い、ここにも書き付けておこうと思います。

 ネットにずっぽりはまってしまっている皆さんは、何がきっかけでそうなりましたか? といっても、ここ数年で本当にネットと人々、というのは変わったと思います。別に「インターネットが好き」というような概念が必要ないぐらい、普通の生活の中に、インターネットは組み込まれるまでになりました。

 が、私が「インターネットすげえ!」と深く深く思い、今でも、「私にとってのインターネットの意味はまだ、ココが大部分占めている」と思う部分があって、その中核が、いわゆるテキストサイト、というジャンルなのです。

 あの興奮は今でも思い出す。私はまだクリーム色のマッキントッシュを使っていて、ネットでサイトといえば、失われし古代文字、HTMLをつづり、FTPをあやつり御空にデータを捧げられる選ばれし賢者が運営できるものだったのであります。

 まさに憧れ。

 私は、当時、こんな風に文字をつづることも、読むことともかけ離れた生活をしている、一介のOL兼風俗嬢だったのであります。そして、インターネットは使っていたものの、特にそうすることともないわな、そんな生活だったのでありますが、まず、「おえ!これは天才が書いたのでは?」というテキストを発見し、そして、そのリンクをたどっていくと、出るわ出るわ!そこには、テキストサイト王国がひろがっていたのであります。私が好きだったテキストサイトの多くは、「トップ」「アバウト」「リンク」等の、ごくシンプルなつくりで、たいてい、そのリンクに、管理人(ああ、この単語も今となっては使いませんね)の好みのサイトが載っていて、自分が好きなサイトのリンクの中には、やはり、すばらしいテキストサイトへつながっていたりしたのです。

 画面の見すぎで、ゲロをはきそうになりながら、熱中して読んだものでした。

 私が特に好きだったテキストの傾向としては、「おもしろい」「必ずしも事実ではない」ものが多く、個人の生活がかいまみれるというよりは、そこに綴られているテキストの力そのもの、がポイントだったと思います。それは、既存の小説や雑誌では再現できない、インターネットに載っている文章だからこそ生まれたような種類のものでした。私はその新しい文章の快楽に溺れ。幸せだったと、確かにいえる。それに影響されて、自分でも始めて日記を書いたりしていましたよ。HTMLは綴れなかったので、その当時あった、簡易日記サイトで。

 私が好きだったサイトの何人かの方は、今、オモコロなどで活躍されており、やはり、私の見る目は確かだった!などと思うしだいであります。本当にすばらしいテキスト力をもった人たちです。

 ブロガーミーティングで話したのは、最近は、ちょっとさみしく思う、みたいなことで、なんでかというと、その当時は、まだ、インターネットは、現実とはあまりつながらない、インターネットのみで機能しているところがあるような印象で、その、わけのわからない大海原に、すばらしいテキストが漂流していて、自分はそこにたどり着かせてもらった、すげえ、的な感覚があったのです。ちょっとカーゴカルト的な要素があったのです。すごい感動したテキストのひとつに、ヌ・ギッツィーニがありますが、これは、リアルタイムに読んでいて、本当に感動した。特に、「世界で最も四角いものと、宇宙一かっこいい石を探す旅 / サーバー編」は、インターネットならではの唯一無二の展開に、心底しびれました。

今は、インターネットは、いろんな力が複雑に絡み合う場所になり、いや、昔もそうだったと思うけど、その度合いはやはり深くなっていて、前は、「個人」とうい印象がとてもつよかったものが、フォーマットや出自が「お馴染み」のものになり、または、手が届かない、どこかの方がつくったものになり、それは必ずしも悪いことではないのだけれど、なんだかさみしい。

昔も今も、インターネットは、「公け」みたいなものからはみ出しているものが提供される場所だと思うのだけれど、はじめは個人のおかしな力、で作られたものが、多くの人に見られたり、注目されたりすると、そのあり方ががらっとかわる時がある気がして、それは、あたりまえだし、力を持ったものは、どうしたっても、そういった流れに乗るのはさけられないし、喜ばしいことだともと思うのだけれど、マイノリティーへの偏愛から今だ自由になれない私としては、ちょっと残念な感じです。

2008年6月26日

うらやましいので真似してる

 件の運転手の印象は、私の心に深く突き刺さり、その運転手さんの有り様を何度も反芻し、気がつくと、ものまねの練習までしています。自転車にのっていたり、エレベーターに乗っていたりするときに、自分でも気がつかないままに、練習を開始している。その甲斐あってか、だいぶんうまくなり、人の目も白くなりけぬ。

 なんていうのか、ちょっとうらやましい気持ちがあるのだと思います。私にとって、普通に社会で振舞うことは、ごくナチュラルにできることではなく、自分のヤバい言動を、無理やりに矯正している感覚があり、まあ、それはかなり中途半端で、そんなに取り繕えてないわけですけども、取り繕えるはずもないから、野放しであきらめているところもあるのですけれど、素が全開、な方をみると、驚愕してドキドキする反面、「ああ、これだ」と納得するところもあり、その自由さに憧れもするのです。

 ナチュラル嗜好(ヤバい方面への)を維持したい、と、社会性をちゃんと身につけたい、最近の私は、そのふたつのあいだで、ふらふらとどっちつかずで引っ張られている感じなのですが、運転手さんを真似する行為、それは、彼女を模倣することで、自分のヤバさを回復し、いつくしんでいるようでもあります。

 鳥居みゆき、彼女は、やはり、もともと、人が気持ち悪い、というような一面を持ち合わせている人だと思いますが、彼女がすごいのは、その面を自ら分析、かぶりなおし、芸として確立、その結果、「自分」を人びとに受け入れさせ、認知させるにいたったことだと思います。すげえなー。

 私がウェブで文章を書くのも、かつては、どこにも出せない迷子のヤバい人格を温存するという役割を果たしてくれていたのですが、今は、このブログでさえ、私の社会性志向に侵食され、残念な限りです。ていうか、そういった、破綻した人格は確かにずっとあり、どこかで出さないと、死んでしまいそうな気持ちになるので、なんとかしていきたいものです。

鳥居みゆきにクリソツなタクシー運転手にあった

 容姿ではなく、正確には、鳥居みゆきが演じているキャラクターにそっくりな方でした。

 急いでいたので、最初に目に留まったタクシーに乗り込んだのです。運転手さんは女性でした。

私「えーと、○○○までお願いします」
と、いうと、いきなり地図をめくり始める彼女。地図をめくっているものの、なんとなくめくっているだけいう動作で、何か違和感を感じる私は、彼女をついまじまじと見る。ぼさぼさのパーマヘアー。メガネ。40代ぐらい?細身で背が高そう。
私「・・・あのー、まだお仕事日が浅いんですか?(大丈夫かな・・・急いでるっちゅうねん)」
鳥居似「え!あ!はい、二ヶ月ぐらい、フフフっ」
私「急いでるんで、とりあえず出発してください」
鳥居似「ええ、ええ、じゃ、三条通りから」
私「あ、三条からだとややこしいので、丸太町からで」
ようやく発車するタクシー。
鳥居似「お客さん、京都詳しいんですか」
私「え。あ。まあ」
鳥居似「じゃあ、タクシー運転手にすぐなれますね!フフフっ」

 このセリフあたりで、なんというか、彼女が、様々な社会の暗黙のルールを静かにぶち破るマレな人物であることに気がつく。
私「あ、はあ、まあ」
鳥居似「西と東とどっちが得意ですか?フフっ」
私「ひ、東かな(スゲー!この質問のありよう!)」
鳥居似「じゃ、嵐山はどうですか?」
私「嵐山はちょっと・・・(うわー!唐突やー!)」
鳥居似「滋賀は?」
私「滋賀もあんまり・・・(最近この人がいって迷ったとこっぽいー!)」
鳥居似「じゃ、丸太町から入りますね、うふふふっ!」
私「あの、今ここ、もう丸太町走ってますけど」
鳥居似「あ、忘れてました、ふふふふっ!」
私「・・・(忘れてたって、その返しーっ!)」

 どうも、会話の絶妙なとんちんかんさもさることながら、彼女が語尾につける、なんていうんですかね、おもしろくもないのに笑っている笑い、それが、彼女の突出した有様を決定つけているようでした。あまりのことに、この人の言動のメモを取らねば、と思いましたが、あれよあれよ、という間に目的地は近づき。しかし、その間、ずっとしゃべりっぱなしでした。その会話すべてが、鳥居がかっていました。

私「あ、じゃあここで」
鳥居似「はーい、ありがとうございましたー、おせわになりましたー(棒読み)」
私「!!(お世話になりましたってーっ!状況にあってねーし、まったく感情こもってねー!)」

 と、最後のセリフまでハズさない彼女でした。私は鳥居みゆきはすごく好きなんですが、タクシーの運転手としてこのようなキャラの方に会うと、どぎまぎしました。ですが、運転は普通にうまい方でした。あと、鳥居みゆきらしさのひとつには、あの語尾の笑い方にポイントがある、と合点しました。もう一度乗ってみたいです。ヤ●カタクシーです。

2008年6月20日

明日はブロガーミーティング、あさって秘宝館研究家、笹谷さんショーケース

 明日は、ブロゲミーティング。しかも場所は築港ARCですよ。うわさに聞くと、ブロガーミーティングに出ると、手から金が出たり、視力が回復したり、競馬に勝ったり、ブログの基本的な知識が身についたりするそうです。え~!いかなきゃ!と、思いますが、特に、このブログをみても思うように、私は参加したほうがいいのだと思いますが、またもや、用事と重なり、参加できぬやも。前回は、デリヘル美さんと、岩淵さんの特別講座などが行われたのですが、その映像を後でみせてもらったんだけれど、ちゃんと作られていて、なんでこんなにちゃんと作ってるのー!?というぐらいのできでした。明日は、築港ARCのアサダワタルさんがネタ出しです。

明後日は、輝ける青春を秘宝館に費やしたドキュメンタリー作家、笹谷良平さんのショーケースが208で。私は208のエロ&ダーティ担当ですので、不肖ながら聞き手をつとめさせていただきますよ。すっげ楽しみです!




毎回さまざまなジャンルで活躍するクリエイターをお招きして、その活動についてお話をおうかがいする208 SHOWCASE。今回は、秘宝館を愛でるだけではなく、それを取材してドキュメンタリーDVDまで作ってしまった秘宝館研究家、笹谷遼平さんをゲストにお迎えします。

失われつつある昭和の遺産、秘宝館。かつて賑わいはもうなく、絶滅の危機にもさらされている彼の地を、二年の歳月をかけを渡り歩き、綿密な取材のもと、ドキュメンタリーを制作した笹谷さん。彼のこころをかきたてたものは何なのか? そしてその制作過程に遭遇する様々な困難とは? 25分バージョンのドキュメンタリー映像とともに、貴重な裏話満載でお届けする今回のショーケース、あなたのこころのマル珍スポットを直撃します!

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208 SHOWCASE #041
「笹谷遼平『昭和聖地巡礼』秘宝館、その知られざる胎内へ」


日 時:6月21日(土)19:00~(トークは20:00~)
参加費:1,500円(1 drink+今月のパスタ)
定 員:15名(要予約)
ゲスト:笹谷遼平(映像作家)
申込み:こちらのフォームよりお願いします。

《ゲスト PROFILE》
笹谷遼平  ささたにりょうへい
京都生まれ京都育ち。幼いころから野球を愛する。しかし年を重ねるごとに自分の野球センスの無さを痛感。徐々に肉体を軽蔑。映画の世界に逃げるように駆け込んだ。高校時代はもっぱらビデオ屋との往復。高校時代の好きな作品はパトリス・ルコント監督作品。そして人生を揺るがす名著、『珍日本紀行』に出会い、成人したら秘宝館に行くことを決意。映画制作に明け暮れる大学生活を経て、20歳の誕生日の二週間後に熱海秘宝館へ。秘宝館という非日常空間の虜に。その2ヵ月後、元祖国際秘宝館へ。秘宝館の真髄を体験し、大きくなったら秘宝館のドキュメンタリー映画を作ることを夢見るようになる。しかし秘宝館は18歳から入れることを知り落胆。くすぶっていた日々を清算するため、すぐさま秘宝館ドキュメンタリー企画に着手。そして2007年夏、ドキュメンタリーDVD『昭和聖地巡礼』が完成。各地でトークショーなどを展開。
ウェブサイト:ササタニーチェ http://www.sasatani-chez.com/


新宿の夜

東京に、いっていました。新宿で、田中課長をmixiで見つけてくれて、メールくれたコとお会いしたのです。

彼女のブログを読んでいて、メールのやりとりもして、おのずと期待はたかまってしまったわけですけれども、そして、彼女のメールの中に、私がヴァンサンカンに出てくる人のようなんじゃないかと想像している、などという記述を思い出すにつけ、申し訳なさで頭がいっぱいになったわけですけれども、想像以上に彼女はステキな人であったのであります。

ご飯を食べた後、終電まで、と喫茶店にいったのだけれど、その時間はとうにすぎ、結局、始発までずっとずっとおしゃべりして過ごしました。

あんなに話すことが確かにあった。

そして、彼女は、私にプレゼントまでもたせてくれて、よいにおいのするバスキューブや、リップクリームとともに入っていた包みを、京都に帰って開けてみると、吉本ばななのハネムーン、という小説が入っていた。私が吉本ばななを読んだという文章を見て、というより、その文章に書いてあった私の感情と、彼女の感情が、たぶん少し関係して、彼女はその小説を。

おどろいて、こんな風な贈り物、誰かのこころからきたような、恋がはじまるときのようなどきどきをともなった贈り物は、とても久しぶりでありました。

ありがとう、と、ここに書いている場合じゃないだろ、と思いますが、ここで発するのが、一番伝わるのではないかとも思い。

とてもうれしかった。

2008年6月 8日

今日は「ザ・ヘルス vol.2 〜 焼き塩温法」

もう今日なんです。208で、好評いただいたこんにゃく湿布に続き、ザ・ヘルスのだいにかい、焼き塩温法
あいにく今日は雨ですが、じめりとしたこの梅雨の時期にこそ、カラッと塩で。
これは、文字通り、焼いた塩を紙に包んで尾てい骨にあてる療法です。かなりスペシャルな効き目です。低気圧でなんもやる気しね~とかいう人は、ぜひいらしてください。

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208 SALON
カフェ「ザ・ヘルス」

日 時:2008年6月8日(日) 13:00 〜19:00
参加費:500円(1 drink+焼き塩)
申込み:田中課長、もしくはこちらからお願いします。

民間療法好き★田中課長が様々な施術をご案内するカフェ。今回のメインメニューは焼き塩温法。文字通り、塩焼く!それ盛る!というシンプルながらも、よく効く施術です。この機会にぜひお試しください。また、コアタイムには、プチワークショップ「カラダとココロ、いつもと違う回路でつないでみる」も開催予定。

2008年6月 1日

文化人類学会でのぼやき

 5月1日、6日1日に京大で開かれた文化人類学会に際してのぼやき。きこえねえ。このとき、相当ハイだったんですけど、そのハイさは、まったくでていません。終始ききとりにくーい感じでぼやいてます。

・『性産業にかかわる女性たちの表象と行為主体性―在韓米兵相手のフィリピン女性「エンターテイナー」を中心にー』発表―徐玉子

・『「忠実なカトリック教徒」という人生選択ーマルタにおける性的な葛藤をめぐって』発表―藤原久仁子

・『「直る」とはどういうことか―アトピー性皮膚炎をめぐる「説明モデル」のぶつかり合い』






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